着工時は仕様全部決定!工事しながら決めていくのはやめるべき理由!

リフォームのこと

大規模なリフォーム工事ともなると決めごとは多岐にわたります。

例えばこんな感じです。

  • 間取り
  • 機器の種類、色
  • 壁紙、床材などの種類、色
  • コンセント、スイッチなどの配置
  • 照明、カーテン

もちろんこれだけではありません。工事内容によぅてはもっとたくさんのことを決めないといけないこともあり得ます。

決めごとを『工事をやりながら決めていく』のか『全部決めてから工事スタート』のか。

会社によっても様々なのでしょうが私なりの結論から申します。

結論

全部決めてから工事をスタートしないと

  • 工期延長リスク
  • 金銭面でのリスク

この2点のリスクが高く結局のところ非効率的だと言えます!

全部決めてからなんて…とても覚えていられないし、その時々でやりながら決めていただいた方が好きなことが実現しそうな気がするわ!

その時々で決めるのは良いようで危険なこともあるんです。リスクを承知の上ですすめるならばいいのですが、そうでないと取り返しのつかないこともあり得ますよ!

1.リフォームは契約書に捺印してからが本格スタート!

経験者のあなたは『そうそう、調印後からがリフォーム』とわかっていただけると思いますがそうでない方はピンとこないかもしれません。

リフォーム計画で『契約書調印』は確かに大きなイベントであるのは間違いないのです。

ただ、契約の時に工事内容が全部決まっているなんてことはあり得ません。

工事する場所は決めたはずだぞ!

確かに契約前にリフォーム工事の大まかな内容は決めたと思います。

でも、間取りの細かいところまでとか色や形は決めていないはずです。

もちろん『契約書調印時』に金額は見込んであると思います。

一般的には契約書調印後に『仕様決め』を行い細部の決めこみをしていきます。

2.仕様決めがリフォーム成功のカギ?

大規模リフォームですとこんなことの決めこみが必要です。

ザックリでもこれだけあります!
  • 間取り
  • 水回り機器の交換があるのであればメーカー、機種、色、仕様
  • 建具仕様(サッシや扉のことです)
  • 床、壁、天井仕上げ材の商品や色
  • 電気配置(スイッチ、コンセント類)

などなど

例えば、スケルトンリフォームなどを検討するのであれば仕様決めは最短でも2か月程度は必要でしょう。なぜなら業者も質問に回答するために調べたりする時間がかかるので週一回程度しか打ち合わせができないからです。

あなたも毎週打ち合わせに時間を確保できるとも限りません。担当者にしても都合よくスケジュールがあうとは限りません。時には確認用のサンプル手配の日数も見込まないといけないでしょう。場合によってはグレードアップがあったりして金額面での検討が必要になるかもしれません。

ある程度の余裕を持ったスケジューリングが良いと言えます。

色決めもカタログだけでは決まらないことも想定されます!

3.期日が迫るのになかなか決まらない

契約書にも工期(予定)が記載されています。

その工期に間に合うように担当者と打ち合わせを重ねていかないといけません。

あなたは素人ですから迷う場面もあることでしょう。実際には契約後に希望が変わって間取りが変わることも珍しくありません。追加清算の説明を聞いたりしているうちに時間はどんどん経過していきます。

具体的にイメージが出来ないことも多いと思います。建築は平面だけでなく立面的(3D)な想像もできないと完成イメージがわかないと言えます。担当者がイメージ図を作成してくれることもあります。ただ、イメージ図を作るのにも時間が必要だったりします。

『工事スタートしてから決めてはダメでしょうか?』

悪魔のささやきのように先延ばししたくなる場面があります。

実際に施工中にモノを見ながら決めた方が

『理想通りになる』

『イメージ通りになる』

『出来栄えに満足できる』

こんな風に思えてくるのも非常によくわかります。

でも、可能な限り先延ばしはやめておいた方がいいと言えます。

やめておいた方がいい理由はコチラです。

項目工事スタートに決めた場合工事スタートに決めた場合
工程予定通りに進む・決まらないとすすめられないので工程が伸びる恐れ
・予期せぬ形で決まるとやり直し(手戻り)の恐れ
職人段取り通りの職人が施工・段取りが決められず職人も変更せざる得ない恐れ
・場合によっては都合よく職人がいなくて工程が伸びる恐れ
やり直しや工程延長は費用に跳ね返ってきます!

工程が伸びたり、場合によってはやり直しになったりすることがあると職人の費用(施工費)がかさみます。

多少のことは担当者が頑張ってくれないとも限りませんが限界があります。

せっかく良好な関係が崩れてしまうと工事がうまくいかない恐れも出てきます。

参考までに住宅リフォーム推進評議会のリンクを貼っておきます。業者向けの告知物ですが非常に面白いです。顧客満足度を高めるための心得的な刊行物です。現実はもっと入り組んでいて複雑に物事は進行していきますが。

https://www.j-reform.com/business/pdf/susumekata.pdf

4.どうしても決まらない!その時は?

担当者に決めごとの優先順位をキチンと確認しましょう。

もちろん決まっているのが理想ですが、大規模工事になりますとビニルクロスの色なんかは着工時に決まっていなくても何とかなります。

どうしても決まっていないとまずい項目が工事内容ごとにあるハズです。

決められないときは工事スタートを伸ばすことも必要かもしれません。スタートが伸びれば工事完了も伸びます。そこはよく考えてからご決断ください。(助成金申請などの都合もあり得ます)

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

決めごとを先延ばしにしてもあまりいいことはありません。

担当者とよく相談してみてください。

簡単に相談できるプロが見つけられたらいいのですが知識も経験も豊富な方をあなたが探すのは大変です。

最近はネットで業者を探される方が多くなっています。

私が良さそうに思うポータルサイトを2つご紹介します。

ひとつは『タウンライフリフォーム』になります。こちらは良くできたポータルサイトです。

リフォームポータルサイトの『タウンライフリフォーム』なら複数業者に一括見積依頼ができるだけでなくプランも無料で作成してもらえます。

あなたがリフォーム会社にいきなり行ったとしてもなかなかプラン作成はしてもらえません。なぜならプラン作成はプロの見せ場だからです。切り札は後に取っておくのが普通です。

一括見積が複数業者に依頼できるだけでなく、プランまでゲットできるんです。これって実は時間も手間もすごい節約になるんですよ。

また『タウンライフリフォーム』『利用満足度』『使いやすさ』『サイト利用者安心度』の3部門で1位を獲得しているポータルサイトです。提携先は500社あるそうですからあなたにピッタリな業者が必ず見つかります。

もうひとつは『ハピすむ』というポータルサイトです。『ハピすむ』の提携先は約1000社にもなります。

問い合わせをすると事務局からヒアリング電話があり、そのあとに3社のリフォーム会社を紹介してくれます。

ヒアリングと言っても勧誘とは違いますから安心してください。決定権はアナタにあります。

この『3社』というのが絶妙でして、たくさんありすぎるとどこの会社の担当者が何を言っていたのか分からなくなります。3社ですと『あなたが迷子になってしまう』ことを避けられます。

また、事務局からヒアリングがあるのもポイントです。事務局にヒアリングしてもらうとあなた自身の頭の整理にもつながります。

あなた自身が会社を選ぶのもいいかもしれませんが、専門スタッフが仲介してくれることでご希望内容が得意な会社を紹介してくれます。運営会社が上場企業というのも安心できます。

是非ともピッタリな業者をみつけて希望通りのリフォームが実現できることを願っております。

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