あなたがリフォームをする際のポイントはなんでしょうか?
理想の雰囲気
これがポイントになったりしませんか?
コスパよく雰囲気を良くするには『ビニルクロス』をよく知り使いこなすことがマストです!
最新の住設機器を採用したりキズのつきにくいフローリングを採用したりするのは当たり前だとしてもトータルでの仕上がり具合がお好みのテイストにならないと満足度はイマイチになりかねません。
壁の仕上材も多岐にわたりまして天然素材(漆喰、珪藻土など)までを含めるとかなりの種類になります。
もちろん、『本物志向』で良いものを使うことができるのが一番いいかもしれません。
しかし、あなたにも『予算』があるはずですからなかなか難しいこともあると思います。
今回は壁の仕上材としては一般的になっている『ビニルクロス』について解説していきます。
1.ビニルクロスとはなんぞや?
ビニルクロスとはポリ塩化ビニルを主原料とする壁紙にことです。
プリントやエンボス加工がしやすいことが特徴です。
塗壁材に比べ施工しやすく材料代も比較的安価なため、仕上げ材としては主流ともいえる材料です。
以前は化学物質(ホルムアルデヒド)の問題がありましたが、今では解消されつつあります。選ばれるときは『F☆☆☆☆』(エフフォースター)と記載のある商品を選定するようにしてください。
このマークは☆の数が多いほど化学物質発散量が少ないものになり☆×4つが最高グレードです。
制限を受けない材料もあるのですが天然素材ばかりになってしまいます。
国土交通省のリンクを貼っておきます。
実はビニルクロスの世界は意外と奥が深いんです。あなたもご存じかもしれない企業の『サンゲツ』『リリカラ』などはトップメーカーになります。サンゲツはプライム市場上場会社です
ただ、『サンゲツ』『リリカラ』などの会社は『販売メーカー』で商品を製造しているわけではないんです。
製造メーカーは印刷業界の『大日本印刷』とか『凸版印刷』があったりします。他にも化学メーカーなどがあり『サンゲツ』などは契約をして商品を製造してもらっているのです。
2.どんなものがあるの?
呼ばれ方は数パターンあるにせよ一般的には3種類に分けられるかと思います。
それぞれ解説していきます。
2-1 量産クロス
お手頃価格で一番出回っている材料になります。
それこそ賃貸物件の原状回復に伴う壁紙の張替えから新築物件まで幅広く使われています。
最近では色柄もかなり豊富になり我々としても使い勝手が良いシリーズになっています。
ただ使える顔料に制限があり『ビビットカラー』とか『派手なクロス』は取り扱いがありません。
2-2 一般クロス
人によっては『1000番クロス』とか言ったりします。『1000番』の由来は、昔の材料定価が『1,000/m』だったからです。
量産クロスに比べると色柄は豊富になり機能性(防汚性、表面強化など)が付加された商品もあります。
2-3 総合クロス
主に店舗などで使用することを目的としたクロスも含まれます。
価格はカタログで均一価格ではなく商品によってマチマチです。しかも一番高価なカテゴリーになります。
色合いにしても派手なビビットカラーの物があったり汚れ防止機能にしてもビニルクロスでは最高グレードの機能が付加されています。
商品 | 量産クロス | 一般クロス (1000番) | 総合クロス |
材料費 | 最も安価 | 量産品よりも割高 | 一般クロスよりも割高 |
色柄 | 3種類程度のインクから作られるので色や柄のクロスが少ない | 多くのインクで作られるため色や柄が豊富。ビビットカラーの商品もある | 多くのインクで作られるため 色や柄が豊富。ビビットカラーの商品もある。素材感のある商品アリ(布クロス、自然素材クロスなど) |
機能性 | これと言って機能なし(防カビ機能はアリ) | 汚れ防止、表面強化、消臭、マイナスイオン、アレルギー対応、吸放湿など | 汚れ防止、表面強化、消臭、マイナスイオン、アレルギー対応、吸放湿など |
材料特性 | 厚めなので下地の影響を受けずらい | 下地処理に手間がかかったり、ジョイントが目立つなど施工難易度が高いものも含まれる。 | 下地処理に手間がかかったり、ジョイントが目立つなど施工難易度が高いものも含まれる。施工費用が特別料金のものもある。 |
3.ビニルクロスの施工費について
施工費は注意しないといけません。
ビニルクロスはただの『材料』です。職人さんに貼ってもらわないと商品化しません。
この職人さんの施工費は施工条件やビニルクロスのグレードによって違うことがあります。
一般クロスの一部や総合クロスは通常施工費に割増料金を払わないと施工ができないことがあります。
また『貼替え』と『新規施工』では施工費も違ってきます。
一般的には『貼替え』のほうが安価になります。理由は下地処理がいらないケースがほとんどだからです。
下地処理とは石膏ボードの継ぎ目を処理する『下地パテ処理』を指すことがほとんどになります。
参考までに日本室内装飾事業協同組合連合会のリンクを貼っておきます。
施工費は職人さんの『日当』と密接な関係があります。職人さんが一日『いくら稼ぎたいのか』がベースになります。結局のところ機能性が高いクロスや天然素材系のクロスは手間ばかりかかってはかどらないため施工費は割高な傾向があります。
4.ビニルクロスの使い方(インテリア目線)
施工性とか機能性などビニルクロスのこだわりポイントはあるのですが、インテリア目線で眺めてみると面白い使い方もできるものです。
『アクセントクロス』とか業界的には言ったりしていますが『ポイント』でビビットカラーのクロスをつかったり素材イミテーションのクロス(木目調、石目調、タイル調など)を使う施工です。
最近ではリフォーム現場でも『アクセントクロス』は一般的に使われるようになってきました。
ポイントで一般クロスをつかったりすることで材料費にもメリハリがつけられて非常にコスパが良いと言えます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
リフォームで素材にこだわることもいいのですが費用が高額になりがちです。
ご予算にあわせてメリハリをつけることも時には必要かもしれません。
本物もいいのですが経年劣化やメンテナンスがいります。
メンテナンスについて、あなたは正しい知識を持たないといけません。
ビニルクロスをうまく活用してお好みの雰囲気を実現し、メンテナンスは少し楽をするのも考え方のような気がします。
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