会社でも家庭でもそうですが『うまく注意すること』って難しくないですか?
相手を尊重したコミュニケーション方法をとっていくと上手くいくことがあります。
それが例えば『Iメッセージ』です。以下のような定義になります。
『私は』から始まるように伝えていくことで相手を尊重しながらコミュニケーションをとっていくこと。これが『Iメッセージ』と呼ばれるコミュニケーションの方法です。
アメリカの心理学者トマス・ゴードン氏が提唱する『親業訓練』の中で発表した方法になります。
トマス・ゴードン氏の『親業(PET)』という書籍関連だけでもかなりの数があります。親業訓練協会なるものもございまして『ゴードンメソッド』として紹介されています。
本当に詳しく知りたい方は親業訓練協会にお問い合わせいただければよいかと思いますが、そこまでしなくても日常に役立つメソッドであることは間違いありません。
実際に私はとある講師様に研修で教えていただきました。家庭でも職場でも使っていて損はない方法です。
興味のある方は書籍を読んでみることをおススメします。
クリックできる目次
1.『うまく注意すること』は非常に難しい!
家庭でも職場でも『うまく注意すること』は非常に難しいことです。
これには明確な理由があります。理由はコレです!
人間は言葉で言われると『心理的リアクタンス』を起こすから!
『心理的リアクタンス』とは『選択の自由を奪われると命令に反発しようとする性質』のことです。
つまりは『反抗』とか『抵抗』などと置き換えることが出来そうです。
『心理的リアクタンス』が起きるとどうなる?
『相手を想って注意を重ねれば重ねるほどその注意は聞いてもらえない!』
会社でも家庭でもよくある話です。
2.ChatGPTに聞いてみた
ChatGPTにこのように聞いてみました。
『嫌われずにうまく注意したい』
彼の回答は以下の通りでした。
- 状況を理解する:注意を伝える前に、相手の立場や状況を理解しましょう。相手の状況や気持ちを考慮することで、注意がより受け入れられやすくなります。
- 非難せず建設的に:注意を与える際は、非難するのではなく、建設的なアプローチを心掛けましょう。問題の解決方法や改善点を一緒に考えると良いです。
- Iメッセージを使う:自分の感情や考えを伝える際は、「Iメッセージ」として表現すると良いです。例えば、「私は…と感じる」というように自分の感情を率直に表現します。
- 具体的な事例を挙げる:注意の理由を具体的な例で説明すると、相手も理解しやすくなります。
- 感謝の言葉を加える:注意の前後に感謝の言葉を加えることで、相手に対する尊重や価値を示します。
- 一対一で行う:注意を伝える際は、公共の場ではなく、プライベートな場所で行うと、相手がより受け入れやすくなります。
- 相手の意見を尊重する: 注意を伝えるだけでなく、相手の意見や考えを尊重しましょう。
- 冷静で穏やかに: 注意を伝える際は冷静で、穏やかな態度を保つことが重要です。感情的にならずに伝えるよう心掛けましょう。
- フィードバックを求める: 注意を伝えた後、相手の意見や考えを尋ねることで、双方向のコミュニケーションを促進します。
- 改善に向けてのサポートを提供する: 問題解決や改善に向けて、一緒に取り組む姿勢を示すと良いです。
これらのポイントを心に留めて、注意を伝える際は相手の感情や立場を尊重しながら、効果的にコミュニケーションを行うことが重要です。
『Iメッセージ』が入っていますね。他にも確かに理想的なことが並んでいます。
全部を意識して行動できれば理想ですが、私は全部を出来そうにはありません。あなたはいかがですか。
3.人間の行動は無意識に決まっている?
ChatGPTは理想的な回答を出してきてくれましたが人間関係はそんなにロジカルに決まっていないのをご存じですか?
人間関係はChatGPTではわかり得ない『無意識の抵抗感』つまりは『生理的に無理』が存在しています。いろいろという前に『この人、なんとなくいいな!』と思われるのが先決だということです。
『なんとなくいいな!』と思われるためにはこんなことが考えられるといえます。
3-1 視覚情報を整える
相手の『視覚』に訴える情報を整えるということです。要は見た目を整えるということで、例えばこんな感じです。
- 身だしなみを整える:清潔感
- 表情:笑顔
- 姿勢:媚びず偉ぶらず
- 立ち居振る舞い:品のある所作
- 持ち物:こだわりの逸品
3-2 聴覚に訴える
耳から入る情報の重要です。例えば聴覚に訴えるとは例えばこんなことです。
- 話すトーン:高すぎず、低すぎず
- 話すスピード:相手と一緒くらい
- 滑舌:それは滑らかな方が良い
- 話の間:間(ま)が適当ほうが聞きやすい
4.具体的にIメッセージとは?
具体的に例を挙げると、以下のような言い回しが 『Iメッセージ』です。
『私はあなたの行動に困っています』
『私はあなたが言ったことで混乱しました』
『私はあなたのサポートが必要です』
『Iメッセージ』を使うことで、相手に対して攻撃的でなく、自分の感情や立場を理解してもらいやすくなります。これにより、コミュニケーションがスムーズに進み、相手との関係が良好に保たれることが期待できます。
5.子育てにも『Iメッセージ』は有効?
もちろん有効なメソッドだと思いますし、私も使っています。
しかし『私は○○だと思うよ』と定型文のように乱用すると自己中心的な印象を与えてしまう恐れもありますし、親子間でこの言い回しは時には冷たい感じにとられてしまうかもしれません。
そんなときは、少し言葉をプラスしてあげるといいと思います。
5-1 Iメッセージ+『かもしれない』
悪気がないのに押しつてがましく聞こえてしまいそうなとき『かもしれない』をつけてあげることで印象が柔らかくなります。
『かもしれない』を付け加えると『数ある意見の中の一つ』『私はこれがいいかなぁ~と思う』というような柔らかい印象を与えることが出来ます。
ただ、子育てでもときには『断言』しないといけないときもあります。そこは上手く使い分けていきたいところです。
5-2 Iメッセージ+『感謝』
要は『ありがとう』の気持ちを会話の中で伝えるということです。
感謝の気持ちは相手を幸せな気持ちにさせます。幸せな気持ちは信頼にもつながります。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は会社では部下がおりますし、家庭では4人の子供がおります。
人となりがわかっている妻や子供でも難しいことがあるのに、他人である部下とのコミュニケーションは難しくて当たりまえです。
日々学びを通して新たな知識を蓄えていかないといけないと思っています。
知識を蓄えるにも『お金』は必要です。
もしもあなたが使っていない駐車スペースですとか空地をお持ちでしたらお金を生み出すことが出来るかもしれません。
コチラの記事で詳しく解説していますので是非ともご覧ください。
コメント