サッシ交換は補助金も視野に樹脂複合サッシを検討するべき理由4選!

リフォームのこと

リフォームする際の検討項目上位にランクされるのが『サッシ交換』です。

せっかく検討されるのであれば『樹脂複合サッシ』をオススメします。

築35年くらいの建物ですとガラスがペアガラス(複層ガラス)ではなく単板ガラス(1枚ガラス)になっていることが多いです。

サッシに対する悩みとはこんなことが多いです。

  • サッシの開閉不良問題
  • 断熱問題(寒さ暑さ)
  • 結露問題
  • 騒音問題
  • 防犯問題

もしかしたらあなたもお悩みかもしれませんね。

これらは『サッシの交換』をされることでかなり解決できます。

サッシメーカーのリンクを貼っておきます。イラストまじりでわかりやすくなっています。

開け閉めラクラクの、やさしい実家に!| YKK AP株式会社
実家が抱えている窓や玄関、扉まわりなどのよくある問題を親世帯、子世帯の視点から考え解決し、暮らす親世帯も訪ねる子世帯も、みんなが笑顔になる実家リフォームをご紹介します。「実家の「結露問題」を考える 窓の結露を抑制し、健やかな実家に!」のペー...

これから詳しく解説していきます。もしも悩まれていらっしゃるのであればこの記事を是非参考になさってください。

1.ペアガラスになれば大丈夫??

きっと単板ガラスサッシの交換を検討しだしたあなたは思うはずです。

ペアガラスにすればいいんだろう?結露もペアガラスになれば解消できるんだろう?

これは半分正解です。

なぜ半分かと言いますと、ガラスはペアガラス(複層ガラス)にしますと基本的に結露しません。

問題は『サッシの枠』です!

結露はカビの要因になったりしますから嫌なものです。

2.サッシ枠の材質はどんなものがある?

サッシの枠の材質はこんな感じになります。

  • 木製
  • アルミ製
  • 樹脂窓
  • 樹脂複合

簡単に解説します。

2-1 木製

外国製品や国産高級品に見られる仕様です。

本物の木になりますから『質感』『高級感』は他の追随を許さないくらい上質です。

ただデメリットもあります。

デメリット

木製ですので『反ったり』『曲がったり』します。これらの製品を採用された場合は海外製品の場合もありますのでメンテナンス時などに部品を取り寄せたりするにも時間がかかります。対応してくれる業者も限られたりするので注意が必要です。

ただ、デメリットを理解されたうえで採用されたのであれば独特の高級感を享受できます。

2-2 アルミ製

こちらは以前よりある商品で最も普及している材料です。

結露とは『空気中の水蒸気が冷たいものに触れて水滴化する』ことです。

冬期は室外と室内の気温差が大きくなります。

外気と接しているサッシ枠はかなり『冷えて』います。

そこに温められた室内の空気が触れると結露します。

コチラのサイトにも詳しく解説してあります。

省エネと結露 - 長持ち住宅の選び方
木造住宅の耐久性向上に関わる建物外皮の構造・仕様とその評価に関する研究の成果の一部の中で「省エネと結露」を発信しています。

2-3 樹脂窓

外部も内部も樹脂のサッシです。割と歴史の浅い商品になり、メリット・デメリットを理解したうえで採用してもらえればいい商品だと思います。

メリット

・断熱性:熱伝導率が低いため、窓枠が断熱性に優れたものになります。これにより、エネルギー効率が向上し、冷暖房コストを節約することができます。室内側サッシの表面も冷えにくいため結露しにくい商品になります。

・防音性: 樹脂サッシは、気密性が非常に高いため、外部の騒音を遮断する効果が見込めます。

デメリット

気密性・断熱性など優れた点も多いですが、紫外線に弱くアルミに比べて劣化が早くなります。

あと、商品としての歴史も浅いためもあり価格が高額になります。

プロとして『長く大丈夫ですよ』とはっきりと明言しづらい、しかも価格はアルミサッシに比べるとかなり高額になります。

2-4 樹脂複合サッシ

私どもプロとしては『アルミ』の耐久性『樹脂』の断熱性を併せ持つ『樹脂複合サッシ』がおススメになります。

『樹脂複合サッシ』とは窓枠の材料として異なる素材を組み合わせたサッシです。つまりは屋外側はアルミ室内側は樹脂になります。(正確には樹脂コーティング)このように複合素材にすることでアルミの耐久性と樹脂の断熱性を併せ持つことになります。登場して商品としてある程度年月も経過し、価格も以前ほど高額ではなくなったため、私どもも勧めやすく採用例が激増しています。

外部に樹脂素材を採用している『樹脂サッシ』ですと樹脂の耐久性が30年程度ともいわれています。

登場してからそこまで年月が経っているわけでもありませんのでメーカー発表の『30年』という数値も昨今の日本の夏を経験するとイマイチ微妙な感じも受けます。(30年持つのか若干信じがたい)

3.樹脂複合サッシがオススメな理由4選!

メリット深掘り
  1. 軽くて強度がある
  2. 耐候性が高い
  3. 結露を防ぐことが出来る
  4. 樹脂製、木製と比較して価格が安価

3-1 軽くて強度がある

アルミ素材のメリット『軽くて強度がある』を引き継いでいます。

細かい話ですが樹脂サッシよりも枠を細く作ることが可能(強度があるため)なのでガラスの面積が大きく取れます。

わずかなことかもしれませんが、開口部面積はお部屋の解放感と直結しますから重要なポイントです。

3-2 耐候性が高い

アルミは雨風に強くさびにくい特徴を持っています。樹脂複合サッシはアルミを室外側に持ってくることで耐候性の高さを実現しています。

樹脂とか木製ですと紫外線に弱いですが、樹脂複合サッシはアルミが外側ですので紫外線にも強さを発揮できます。

つまりは製品寿命も木製や樹脂製に比べて長めだということです。

3-3 結露を防ぐことが出来る

室内側には樹脂部分が来るためほとんど結露しません。

ただ、半分はアルミになっていますからその部分は結露する可能性があります。

3-4 樹脂製、木製と比較して価格が安価

ご予算に余裕があるとか性能面や見た目を重視したいなどの事情があれば樹脂製サッシ、もしくは最高級品の木製サッシの採用を検討する必要があるかもしれません。

ただし価格は相当アップしますのでよくご確認ください。

結露の話は断熱問題へとつながっていて大きなトピックスともいえます。

経済産業省のリンクを貼っておきますので興味のある方は是非ご覧ください。

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/

4.先進的窓リノベ2024事業

2023年度から始まった『先進的窓リノベ事業』ですが2024年度も内容を少し変えて実施されることが決まっています。

窓の大きさによって補助金額は違いがありますが断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促したい行政が補助金を出してくれる制度になります(国土交通省、経済産業省、環境省の三省合同)

断熱性能を高めないといけませんのでアルミサッシでは該当せず『樹脂複合サッシ』で『アルゴンガス入り』が最低限求められます。

ただ、アルゴンガス入りに変更しコストアップになりますが、アルミサッシ以下の金額でサッシ交換が可能になりますので是非とも活用されることをおススメします!

詳しくは公式HPのリンクを貼っておきますのでご覧になってみてください。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

サッシ交換の際には素材のいいところを掛け合わせた『樹脂複合サッシ』を是非ご検討ください。

あなたが一人でいろいろと検討をすすめるにはリフォームは限界があります。

信頼できる会社や担当者を見つけて相談にのってもらうのが成功への近道だともいえます。

簡単に相談できるプロが見つけられたらいいのですが知識も経験も豊富な方をあなたが探すのは大変です。

最近はネットで業者を探される方が多くなっています。

私が良さそうに思うポータルサイトを2つご紹介します。

ひとつは『タウンライフリフォーム』になります。こちらは良くできたポータルサイトです。

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問い合わせをすると事務局からヒアリング電話があり、そのあとに3社のリフォーム会社を紹介してくれます。

ヒアリングと言っても勧誘とは違いますから安心してください。決定権はアナタにあります。

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また、事務局からヒアリングがあるのもポイントです。事務局にヒアリングしてもらうとあなた自身の頭の整理にもつながります。

あなた自身が会社を選ぶのもいいかもしれませんが、専門スタッフが仲介してくれることでご希望内容が得意な会社を紹介してくれます。運営会社が上場企業というのも安心できます。

是非ともピッタリな業者をみつけて希望通りのリフォームが実現できることを願っております。

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