特に最近ですが『二世帯住宅化リフォーム』のお問い合わせが増えました。
考えられることとしては2点の影響が大きいような気がしてます。
- 少子化の影響
- 先行きの不透明感
この2点は政府も常に検討しているでしょうし、Yahooニュースなんかでも記事になっていたりしていますよね。
世の中の情勢はともかく『二世帯住宅化リフォーム』は押さえておくポイントがございます。
オレの実家を二世帯にリフォームしようか?
完全二世帯じゃないと私は嫌よ
そうなんです!理想形は『完全二世帯』なんです。
ただ、完全二世帯化となるとスペースや金額の問題もありますし二世帯住宅化リフォーム自体が通常リフォームよりも検討しないといけないことが多いと言えます。
それでは詳しく解説していきましょう。
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1.『二世帯住宅化リフォーム』のメリット・デメリット
二世帯住宅化リフォームとはヒラタク言いますと
『ご主人(奥様)のご実家をリフォーム』すること
こういうことです。一番に思い浮かぶメリットこんなところでしょうか。
【親世帯】:面倒(老後含めて)を見てもらえる
【子世帯】:金銭面でのメリットが大きい
当然、いいことばかりではなく親世帯・子世帯ともメリットもデメリットもあるのです。
メリット | デメリット | |
親世帯 | ・子供が近くにいてくれる安心感 ・孫がいれば楽しい時間増える ・何かの時に面倒を見てもらえる | ・孫の世話を頼まれる ・金銭的にあてにされる ・子世帯との距離感に気をつかう |
子世帯 | ・新たに新居を探すよりも割安なケースが多い ・子供(孫)の面倒を見てもらえる ・親がいるので奥様もフルタイム勤務が可能に ・何かと甘えられる | ・居住地は自由に選べない ・何かの時は面倒を見ないといけない ・親世帯との距離感に気をつかう ・生活音に気をつかう |
リフォーム産業新聞の記事にも解説されています。
また、税制面での優遇措置として二世帯リフォームは所得税の控除を受けることができる場合があります。国土交通省のリンクを貼っておきます。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001487840.pdf
2.間取りで配慮したいポイント
二世帯住宅は1階が親世帯、2階が子世帯になるのが一般的です。高齢になると階段の上り下りがきつくなってきますから自然の流れともいえます。
生活サイクルの話になるのですが、子世帯は親世帯よりも夜が遅くなりがちです。子育て中は特にそうなります。
子世帯ですとご主人なり奥様なりが帰宅後に食事~入浴まで終わらせて寝るのは『日付が回ってしまう』なんてことが日常になる方がほとんどかもしれません。
親世帯はそんな時間にはもうすでに寝ている時間になります。これが生活サイクルの違いです。
子世帯のリビング下には親世帯の寝室を配置しないようにすることや浴室は上下揃えるなどリズムの違いによる生活音に注意しましょう。
とはいえ、間取りの配置がうまくいかない場合も十分あり得ます。そんな時にはコストはかかりますが遮音材などを活用して音の配慮を忘れないことが大切です。
二世帯住宅の間取りはコチラの3種類があります。
- 完全分離タイプ
- 一部共有タイプ
- 全部共有タイプ
それぞれプロ目線で解説していきます。
2-1 完全分離タイプ
玄関も水回りも2つになり世帯間の室内でのつながりは原則ありません。
当然、全てが2個づつになりますからスペースの問題だけでなく費用の問題もあります。費用は3つのパターンでは一番高額になります。
ご家族によってはメーター類(電気、水道、ガス)も2つに分けられることを希望する場合もあります。このあたりもキチンと考慮していくと費用は跳ね上がります。
2-2 一部共有タイプ
玄関が一つなことから始まり、台所・お風呂が一つのパターンが多いと言えます。
さすがにトイレは2つないと厳しくて洗面スペースも朝の身支度を考えると2つあった方が良いでしょう。
費用的な問題と面積に余裕がないことなどから一部共有タイプが一番実現可能なタイプと言えます。
2-3 全部共用タイプ
要は『居室』だけが分離で他は全部一つのパターンです。
お子様(お孫さん)がいらっしゃらない、もしくは小さいうちは何とかなります。そうでなければ色々と配慮をしないとストレスがたまりそうな間取りになりがちです。
お互いの距離が最も近くなりますから相当関係性が良好でないと難しい間取りともいえます。
2階だけのリフォームで2世帯住宅化は可能なのか?
これはよくある問い合わせになります。結論から申しますと『(限りなく)不可能に近いです!』経験上、2階に新たに水回り機器(キッチン、UBなど)を作ろうとすれば配管(給水管・排水管)の工事が必要になります。どうしても1階側工事(天井を壊しての工事)をしないと配管工事が出来ないことがほとんどになります(2階がボコボコ段差だらけになって良ければ別ですが) 築20年を過ぎてからのご相談ですと、ついでに1階の水回り機器の交換を採用されたりすることも多く、リフォーム総額が割高になることも考えられます。工事規模をリフォーム担当者とよく相談されることが大切だともいえます。
3.収納量の問題は無視できない
今までは一世帯分の荷物を収納しておけば良かったのですが、二世帯分ですからこの問題は軽視できません。
各部屋に一間間口の収納(クローゼット)が配置できればいいのですが、なかなか厳しいことも多いのが実情です。
2階に子世帯が居住することが一般的です。
生活スタート前に断捨離を実施することもあるでしょう。また、未利用空間(屋根裏)を有効活用するなど工夫が必要ともいえるかもしれません。
4.まとめ
二世帯住宅化リフォームのメリットとデメリットを詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
二世帯住宅は新築でもそうなのですが登場人物が多く、当然決めなければいけないことも通常の2倍になります。
解説してきた通り、配慮しないといけないことも多く経験豊富なベテランに担当してほしいところです。
簡単に相談できるベテランが見つけられたらいいのですが知識も経験も豊富な方をあなたが探すのは大変です。
最近はネットで業者を探される方が多くなっています。
私が良さそうに思うポータルサイトを2つご紹介します。
ひとつは『タウンライフリフォーム』になります。こちらは良くできたポータルサイトです。
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問い合わせをすると事務局からヒアリング電話があり、そのあとに3社のリフォーム会社を紹介してくれます。
ヒアリングと言っても勧誘とは違いますから安心してください。決定権はアナタにあります。
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また、事務局からヒアリングがあるのもポイントです。事務局にヒアリングしてもらうとあなた自身の頭の整理にもつながります。
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是非ともピッタリな業者をみつけて希望通りのリフォームが実現できることを願っております。
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