『フルリノベーション』と『新築』は私のお客様でも比較検討されている方が非常に多いです。
あなたが家を購入するとか自宅のこれからを考えるとき、選択肢の一つに『フルリノベーション』は間違いなく入ってくると思います。
住宅購入は一生で一度かもしれません。
新築に魅力はあるかもしれませんがフルリノベーションの業界も成熟期を迎えています。
① 法律(建築基準法)を守ること
② 費用対効果が見合うこと
この2点さえクリアしていれば技術的にはできないことはないかもしれません!
キチンとした会社に依頼すればフルリノベーションでオンリーワンのお家が手に入ります。
1.実は中古住宅流通は国策でもある
日本は『少子高齢化』が進んでいることは有名な話です。国も対策を打ち出していますが色々と問題があるのはあなたもご存じだと思います。
住宅ストック数が世帯数を上回り『空き家問題』も各地で噴出しています。
これまでわが国は『消費社会』で『新品至上主義』のような風潮が住宅業界でもあります。
『いいものを作ってキチンと手入れをして長く使う』社会に移行することを目指し国土交通省が中古住宅流通の環境整備をすすめています。
2.税務上の耐用年数は建物寿命とは違います!
こちらが税務上の耐用年数になります。
- 木造住宅 22年
- 鉄筋コンクリート 47年
ただこちらの年数は税務上の数字で減価償却処理する場合の基準になります。決して『建物の寿命』とイコールではありません。
建物は手入れを怠らなければもっと長く住み続けられます。
また、戸建住宅のリノベーションを検討する際に『資産価値』を気にされる方がいらっしゃいます。
あなたはご存じないかもしれませんが、建て替えをされたり新築を購入されたりしても住んでしまうと資産価値は『70%』になります。
もちろんその時の不動産市況によって差はありますが、一般的に資産価値はいきなり『30%OFF』スタートです。
不動産市場で20年くらい経過した木造住宅は『建物価値ゼロ』として扱われていますが決して住めないわけではありません。
むしろ中古住宅は『資産価値』という視点でからは『それ以上、価値が下がらない』ともいえます。
木造住宅の耐用年数が短い(22年)のは日本が『地震の多い国』なのも影響しています。大きな地震が定期的にあり(十勝沖地震、宮城県沖地震、阪神淡路大震災)そのたびに建築基準の見直しが行われてきています。建てた当時と現行の建築基準の食い違いが中古住宅流通の妨げになっているともいえます。
3.住環境の優先順位が高いあなたはリノベーションを!
住居の購入を検討されるときは誰でも考えることは一緒です。
冷静に考えてみてください。
あなたが『住みたい街』は交通の便もよく、買い物施設も整い、学校も近くて住みやすそうな街だと思います。あなただけではなく誰もが住みたくなるような街でしょうから非常に『人気』があります。
その街には『空地』は当然ないでしょう。家を建てたくても土地がないはずです。
当然、住環境が整っている街は、すでにたくさんの方が生活をしています。
そこに住まいを求めるには建物を取り壊して土地を作り出さないといけません。
建築以外に解体費用などの費用がかさむということです。
解体費用などをリノベーション費用に充当するとなるとどうでしょう?
解体費用に数百万かけるのであればその分で設備や内装にこだわることもできます。
よくTVなどで『坪〇〇万円』とか宣伝しております。ここには『こだわりの費用』は含まれていません。こだわればそれだけ費用は加算されます。
そんなふうに柔軟に考えていくと『中古住宅購入+リノベーション』でこだわりのお家を購入することも選択肢の中に入ってくるのではないでしょうか?
4.フルリノベーションで失敗しないケース
あなたが住環境の整った『住みたい街』が決まっていて、これから解説する条件に当てはまりそうなら『フルリノベーション』を検討してみてもいいと思います。
- 新築一戸建てへのこだわりがそこまでない(こだわりをすてられる)
- 思い描く間取りに近い中古住宅が見つかった
それでは詳しく解説していきます。
4-1 新築一戸建てへのこだわりがそこまでない方
日本人は『新しい物好き』と言われています。
それは家にも言えることで『新築一戸建てがどうしても譲れない!』という方もいらっしゃるでしょう。
どうしても新築住宅じゃないとダメな方は仕方がありませんが、そこまで新築にこだわりがなく『理想の住まい方が実現すればOK』というのであればリノベーションで希望は十分かないます。
木造在来工法の住宅はお金さえかければガラリと間取りを変えて構造からガッチリ工事することが可能です。
よく新築業者が『基礎への不安』を営業トークに使いますが、基礎だって補強することは可能です。
でも予算にも限りがあるのが普通です。劣化が進んだ建物はなおすことは可能ですが費用がかさみます。
リノベーションするにも、あまり築年数がかさんでいない物件やコンディションが悪くない家が理想的ともいえます。
4-2 理想の間取りに近い中古住宅が見つかった
木造住宅の間取りを変えることは技術的にも確立されています。
ただ、間取りを変えることは当然費用が発生します。
あなたが理想の間取りに近い物件が見つかると余計な費用をかけずにキレイな住まいが手に入れられます。
もしかしたら『間取りをイメージすることが難しい』と思われるかもしれませんが、そんなに難しく考えることはありません。
『ゾーニング』という言葉をお聞きになったことがあると思います。要は『空間を分けること』です。
『ゾーニング』に決まりはありません。水回りの配置や家事動線、リビングダイニングとキッチンの位置などを書き込んでいけばOKです。
リフォーム担当者は別に整理された要望書を望んでいません。キチンと噛み砕いて提案してくれますから安心してください。
また、中古住宅購入を検討する際、仲介担当者にリフォームのことを言っておけば業者を紹介してもらうこともできます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
リノベーションが失敗しない方はこんなあなたになります。
- 新築一戸建てへのこだわりがそこまでない(こだわりをすてられる)
- 理想の間取りに近い中古住宅が見つかった
まだあなたのお家のリフォームを成功させるにはまだピースが足りません。
信頼できるリフォーム会社と要望を理解してくれるリフォーム営業担当者を見つけないといけません!
最近はネットで業者を探される方が多くなっています。
どこでもいいかというとそうではありません。ポイントは2点です。
- 一度に複数の問い合わせができること
- 登録業者数がそろっていること
私が良さそうに思うポータルサイトを2つご紹介します。
ひとつは『タウンライフリフォーム』になります。こちらは良くできたポータルサイトです。
リフォームポータルサイトの『タウンライフリフォーム』なら複数業者に一括見積依頼ができるだけでなくプランも無料で作成してもらえます。
あなたがリフォーム会社にいきなり行ったとしてもなかなかプラン作成はしてもらえません。なぜならプラン作成はプロの見せ場だからです。切り札は後に取っておくのが普通です。
一括見積が複数業者に依頼できるだけでなく、プランまでゲットできるんです。これって実は時間も手間もすごい節約になるんですよ。
また『タウンライフリフォーム』は『利用満足度』『使いやすさ』『サイト利用者安心度』の3部門で1位を獲得しているポータルサイトです。提携先は500社あるそうですからあなたにピッタリな業者が必ず見つかります。
もうひとつは『ハピすむ』です。『ハピすむ』の提携先は約1000社にもなります。
問い合わせをすると事務局からヒアリング電話があり、そのあとに3社のリフォーム会社を紹介してくれます。
この『3社』というのが絶妙でして、たくさんありすぎるとどこの会社の担当者が何を言っていたのか分からなくなります。3社ですと『あなたが迷子になってしまう』ことを避けられます。
あなた自身が会社を選ぶのもいいかもしれませんが、専門スタッフが仲介してくれることでご希望内容が得意な会社を紹介してくれます。運営会社が上場企業というのも安心できます。
この記事を参考にあなたが信頼できる業者と担当者と出会い、希望のリフォーム工事が実現することを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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