やっとかなったリフォーム計画。大規模リフォームといっても規模はいろいろあります。
外部工事なら足場はありますが室内部分に影響はほとんどありません。
室内の大規模リフォーム工事をする際が問題になります。
住みながら工事をするのか、工事期間中は仮住まいに引っ越すのか?
リフォーム業者から詳しい説明があるとは思いますが、あなたは室内の大規模リフォームは初めてだと思いますから不安ですよね。
はじめてですと、住みながら工事をした場合と仮住まいに引っ越して工事をした場合の違いがいまいちはっきりしないと思います。
営業担当の方は引っ越しをして欲しいみたいだけれども
費用もかかるし荷物の箱詰めもめんどうだわ。
引っ越して工事をするとなると、荷物の箱詰めがありますから確かにめんどうではあります。
ただ、勘違いしてほしくないのですが住まいながらの工事でも荷物の片付けは必要になります。
1.住まいながら工事できる範囲はどのあたりまでか?
結論から言いますと住まいながら工事ができる範囲は『あなたの生活が多少の我慢で成立する』ところまでになります。
例えば、水回り機器を全部交換するとして考えてみましょう。
水回り機器とは『浴室』『キッチン』『洗面化粧台』『トイレ』を指します。
これらの工事期間目安はこのようになります。
- 『浴室』 1週間程度 (ユニットバスからユニットバスへの交換工事はもう少し短縮)
- 『キッチン』 3日~4日程度(取り合いの内装工事範囲による)
- 『洗面化粧台』 1日~2日程度(取り合いの内装工事範囲による)
- 『トイレ』 1日~2日程度(1日で終わることの方が多い)
住まいながら全部をまとめて工事すると生活できなくなってしまうので、工程を組んで順番に工事していくことになります。
水回りの工事は給排水の工事が発生します。各所の工事をするときには、家全体の水が使えなくなるタイミングがあります。工事スタート前に営業担当者に確認していたとしても実際は戸惑うと思います。不安なことは職人さんに聞いてみても良いかもしれません。
それに、工事範囲はあなたが当初考えていたよりも増えているのが一般的です。
『取り合い工事』が発生するからです。
『取り合い工事』とは付帯する工事のことです。キッチン・洗面化粧台・便器を交換する際に床材や壁紙のことも考えないといけないことがほとんどです。なぜなら既存の機器類を取り外して新しい機器を取り付けたときにピッタリと収まることはないため床材や壁紙を張り替えて『スキマ』をなくしてあげる必要があります。工事によって発生する既存箇所との兼ね合いを工事することを『取り合い工事』と呼びます。部分的に補修する場合もありますが、部屋全体を張り替えることになる場合もあります。それによって工期は変わってきます。
だいたい察しがついたかと思いますが、『水回り機器総入れ替え』に『LDKの内装工事』を加えた工事範囲くらいまでが『住まいながら工事』の境界線になると言えます。
あなたは、もっと工事範囲を広げられそうに思われるかもしれません。
住まいながら工事でも荷物をまとめて片づけないといけないですし、荷物はまとめておかないとなりません。荷物保管スペースとして一部屋確保は必要になります。居住用スペースと合わせて考えるとギリギリなのがご理解いただけるのではないかと思います。
マンションの住みながら工事ですともう少しシビアになると言えるかもしれません。
リフォーム業者に聞くと紹介してもらえる場合も多いですし、Webで簡単に調べることも可能です。荷物の持ち運びに業者を使うことになるかもしれませんが、リフォーム工事時の『荷物部屋』を外部に確保することで居住用スペースを減らすことなく工事が可能になります。一戸建てよりもマンションでの工事の方がスペースは限られます。マンションの住みながらリフォームを検討する場合は費用は掛かりますが検討してみるのもおススメです!
2.住みながら工事の問題点3選!
2-1 養生が思ったより厳重にされる
しっかりした会社ほど、しっかりと養生をします。なぜなら養生を怠ると工事そのものがうまくいかない可能性が高くなるからです。
工事に関係のない部分にキズをつけられてしまったとしたら、あなたも面白くないでしょう。いらぬ揉め事はリフォーム会社としても避けたいところです。
ただ、養生をするとお家の雰囲気は一気に『工事現場』へと一変します!
部屋全体に養生がされると結構な圧迫感もあります。
本来、自宅はくつろぐための空間です。居住空間が圧迫されるというのは、かなりのストレスになります。
養生に囲まれた工事期間は心が休まるところではなくなるかもしれません。
2-2 作業音やホコリの問題
工事期間中は日常ではありえない『作業音』が発生します。
いまは電動工具が主流ですから作業音はかなりの音量です。
大工さんの道具一つにしても、なじみのある『かなづち』や『のこぎり』は細かい作業に使うだけでほとんど電動工具で作業をすすめます。
この作業音になれることはないと言い切れます。
あとは『ホコリ』の問題です。
材木や石膏ボードその他の材料を寸法にあわせて切り刻んでいく際に、ものすごい『ホコリ』が出ます。
『ホコリ』というのは非常にやっかいで工事部分と居住部分をどんなに養生をしても入り込んできます。理由は『空位中に舞う』からです。
荷物部屋には扉に目張りをして封鎖するのですが、そこにもホコリは積もりますから防ぎようはないと言えます。
2-3 職人さんの出入りが激しい
見知らぬ人がたくさん出入りします。
- 大工さん 場合によっては解体業者がプラスされる場合もあります
- 水道業者 新しいキッチンの給水管工事をやります
- 電気業者 換気扇・食洗器などキッチンにも電化製品があります
- ガス業者 新しいキッチンのガス配管接続工事をやります
- キッチン業者 キッチンを組み立てます
- クロス業者 キッチン工事完了後の取り合い工事の内装工事をやります
- 産廃業者 既存キッチンや切り刻んだ材料を捨てます
- クリーニング業者 工事完了後に清掃作業をやります
これだけの業者が出入りするなんて想像できないですよね。
このほかにもお宅に材料が届きます。その都度お家のチャイムが鳴るわけです。
これって大変なストレスになります。
3.だからこそ業者選びは慎重に
価格は安い方がいいに決まっていますが、価格だけではない部分も大事な要因です。
業者は契約を取りたいがために、そのまま工事をすすめると結構な問題が発生するかもしれないことをわかっているのにあなたの言うことをひたすら聞いてくれるかもしれません。
ただ、あなたは素人です。室内リフォームもはじめてです。
いきなり業者のいう通りにギリギリのラインですすめなくてもいいのではないでしょうか。
- 担当者は工事全体を説明できていますか
- 担当者は工事全体の注意点を説明できていますか
- 担当者はメリット、デメリットを説明できていますか
ほかにも担当者が説明しておかないといけないことはありますが、価格以外にも上記のようなことは説明していくことが求められます。
業者選びは当然ですが工事がうまくいくかを左右する最重要ファクターです。
あなた自身でキチンと判断されることをおススメします。
4.まとめ
住みながら工事を否定するわけではありませんが、業者のいいなりだったり費用のことを最優先しすぎると思わぬストレスを体験することになります。
住みながら工事をすすめる場合は、家族全員が『ある一定の期間の辛抱』だと割り切って乗り切る必要があります。
ご紹介してきたように、仮住まいまでは費用がもったいないと思われる方でも、トランクルームを活用することで居住空間が圧迫されずにストレスが軽減できる場合もあります。
住みながらの工事は『ストレス』との折り合いのつけ方を誤ると大変な思いをすることになりかねません。
書きました通り、業者選びは慎重になった方が良いのですが、探し方がイマイチはっきりしませんよね。
最近はネットで業者を探される方が多くなっています。
私が良さそうに思うポータルサイトをご紹介します。
ひとつは『タウンライフリフォーム』になります。こちらは良くできたポータルサイトです。
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また、事務局からヒアリングがあのもポイントです。事務局にヒアリングしてもらうとあなた自身の頭の整理にもつながります。
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