【現役営業マンが語る!】リフォームは現場監督がいた方がいいのか?

リフォームのこと

戸建の新築現場ですと『営業担当者』『現場担当者』がいます。

『現場担当者』とはつまり『現場監督』です。

『ユニットバス交換工事』『システムキッチン交換工事』とか業界的に言う『小さい工事』ですと営業担当者と現場担当者は兼業で同じ方が担当するケースがほとんどです。

ただ、『増築工事』『サッシ交換工事』『外壁改修工事』『屋根工事』などが複合的に絡んでくると現場規模も大きくなりますので『現場担当者』が付く場合も多くなります。

現場担当者がいた方が良いのかどうなのか?

リフォーム会社によって取り組み方が色々とあります。どちらが正解とかはないのが結論です!

こんな方にオススメの記事です!

比較検討する際に各社違いがあります。現場担当者がいる会社と営業担当者がそのまま現場担当者を兼ねる会社があります。そのメリット、デメリットを解説していきます!

1.現場担当者の役割とは?

そもそも現場担当者の役割とはなんなのでしょうか?

  1. 現場の進行管理
  2. 材料の発注
  3. 現場の原価管理

1-1 現場の進行管理

工事の順番を組んで職人さんの手配がメインになります。職人さんと言っても大工さんから水道屋、電気屋と多岐にわたります。

各業者の待ち時間が生じないように作業進捗を確認しながら各作業日を決定していきます。

当然、施主の都合も考えないといけないのでキチンとコミュニケーションをとれないといけません。

1-2 材料の発注

職人さんだけを段取りしても材料がないと工事できません。

材料納期を考えながら(時には納期交渉しながら)工程に遅れが出ないように段取りしていきます。

1-3 現場の原価管理

ビジネスですから当然利益が出ないとやる意味がありません。

材料手配にミスがあったり、来てもらった職人さんが工事出来ないとお金が余計にかかります。

時には工事のやり方で見込んでいた費用よりも割り増しでお金がかかる場合もあり得ます。

施主に請求するのか、現場全体で吸収していくのかの判断だったりも必要なスキルになります。

営業担当者がこれらの業務を兼ねるとなると新規受注に向けての影響活動と同時進行なので、結構な作業量になります。

施工管理者向けの求人サイトのURLに詳しい解説がありました。

リンクを貼っておきますので参考になさってください。

現場監督の仕事の覚え方8つ|現場監督の仕事の特徴と仕事内容を紹介 |施工管理の求人・派遣【俺の夢】
お役立ち情報「現場監督の仕事の覚え方8つ|現場監督の仕事の特徴と仕事内容を紹介 」ページです。【俺の夢】は施工管理者や現場監督など、建設業界に特化した最大規模の求人ポータルサイト!施工管理求人の【俺の夢】は求人総掲載数約6,000件!業界3...

20年以上前の現場監督といえば見るからに『おっかない』方が多かったですが、今は優しそうな方も多いです。

こんな方いたんですよ!
  • 業者に偉そう
  • 飲み食いに自腹きらない
  • 簡単な手直しなら自分でやってしまう

2.現場監督に適正はあるのか

適正はズバリあります!

例えばこんな方は向いているかと思います。

現場監督に向いているのはこんな方

現場は各々勝手が違う部分があるため正確なマニュアルなど存在しません。先輩・上司の仕事を見て学び、職人さんからキツイことを言われてもへこたれないメンタルの持ち主で常に学びの姿勢を持ち続けることができる方に適正があります。

いくら学校で建築を勉強してきたとしても、実務面ではプロの職人さんに比べると絶対に見劣りします。

建築現場にはマニュアルなど存在しないため、業務取得には経験を積む以外に方法がありません。最近では建設業界は若者離れが加速しているので、経験のある方は非常に貴重です。

建築主を安心させる説明ができるだけの知識量とマナー、工程管理や時には下請け業者との金額交渉もあります。

現代はデジタル化が進み便利な世の中になりました。しかし現場はナマモノです。

どこかの映画の名セリフに『事件は現場で起こって入る!』なんてフレーズがありました。まさにそれがズバリで経験を積み重ねていくことしか一人前の現場監督になる方法はありません。

3.現場監督がいる場合のメリット、デメリット

現場監督が必要な現場とはどんな現場だと思われますか?

この記事の最初にも書きましたが、工種が少ないリフォーム現場は現場監督は必要ありません。

工数が少ない現場とはこんなリフォーム現場です!

ユニットバス交換工事とかシステムキッチン交換工事などです。これらの工事の場合、携わる業者の数は6業者くらいです。工期も1週間程度になり営業担当者が現場管理も兼ねた方が効率的だったりします。

つまりは携わる業者が多くなり、工期も一か月を超えてくるような大規模な現場ですと現場監督がいた方が効率的になります。

3-1 現場監督がいる場合の3つのメリット

  1. 現場監督がいることで営業担当者が次の現場受注に専念できる
  2. 現場監督がいることで工程管理がうまくいく
  3. 現場監督がいることで業者管理がうまくいく

3つどれもイメージがつきやすいと思います。

ベテランの営業担当者になれば、これらの3つと営業活動を両立することも可能ですが予定管理が非常に難しくなります。簡単に言うと『休日』がありません。

人間ですから休みがないと疲れてしまいますし、家庭との両立ができなくなります。

あなたならそんな会社で長く働こうと思いますか?優秀な営業マンは見切りをつけて転職していくことになります。

この3つだけではありませんが、現場監督がいることで営業担当者の負担が減り、人材の安定育成が可能になります。

3-2 現場監督がいる場合の3つのデメリット

  1. 現場監督と顧客の人間関係構築に時間が必要
  2. 現場監督がリフォームの目的を理解していないときはクレームになる
  3. 現場監督にコミュニケーション能力が足りない場合が多い

デメリット3つを書きました。何か気づきませんか?

そうです、3つあげると『現場監督はいらないのではないか?』と聞こえてしまいます。

ただ、ここにファクターが一つ加わると非常にいいサイクルが出来上がるんです。

それは『いい営業担当者』です!

リフォーム会社の探し方はコチラの記事にまとめてあります。ぜひご覧になってください。

4.いい営業担当者とは

いい営業担当者には条件があります。ただ人当たりがいいだけではありません。

いい営業担当者の条件
  1. リフォームの目的をキチンと理解し関係者に周知徹底できる
  2. いいことだけでなく悪いこともキチンと報告できる
  3. 出来ること出来ないことをキチンと明言できる

この3つが必要条件の代表例です。

いい営業担当者は、社内での立ち回りも上手です。現場監督ともキチンと情報共有をし、時には上司にも報告をします。たまには現場に顔を出すこともするでしょう。

営業担当者がリフォーム現場のプロジェクトリーダーの役割をしっかり果たしているならばリフォーム工事は上手くいく可能性がグッと高まります。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

営業担当者ひとりで全部を取り仕切っている会社もあります。そのような会社は一部のスーパーマンを除いて疲弊して営業担当者は辞めていってしまいます。

現場監督を置かない判断は人件費削減に寄与はするでしょう。しかし窓口の営業担当者が次々辞めていってしまうようでは顧客と長い付き合いを継続する意思を放棄しているようなものです。

家のメンテナンスは一生必要なことです。

リフォームをする際、いろいろと比較することは当たり前です。単純な金額とか提案内容の比較だけでなく、現場への取り組み方も検討軸に加えられることをおススメします。

信頼できるリフォーム会社に出会うためにも業者選定は、複数の業者に依頼して比較検討することをおススメします。

最近はWEB検索を使って業者を探す方がほとんどになりました。

そこで私がおススメのリフォームポータルサイトを2つご紹介します。

ひとつはリフォームポータルサイトの『タウンライフリフォーム』です。

こちらなら複数業者に一括見積依頼ができます。

『利用満足度』『使いやすさ』『サイト利用者安心度』の3部門で1位を獲得しているポータルサイトです。提携先は500社あるそうですからあなたにピッタリな業者が必ず見つかります。

もうひとつは『ハピすむ』というポータルサイトです。『ハピすむ』の提携先は約1000社にもなります。

問い合わせをすると事務局からヒアリング電話があり、そのあとに3社のリフォーム会社を紹介してくれます。

ヒアリングと言っても勧誘とは違いますから安心してください。決定権はアナタにあります。

この『3社』というのが絶妙でして、たくさんありすぎるとどこの会社の担当者が何を言っていたのか分からなくなります。3社ですと『あなたが迷子になってしまう』ことを避けられます。

また、事務局からヒアリングがあるのもポイントです。事務局にヒアリングしてもらうとあなた自身の頭の整理にもつながります。

あなた自身が会社を選ぶのもいいかもしれませんが、専門スタッフが仲介してくれることでご希望内容が得意な会社を紹介してくれます。運営会社が上場企業というのも安心できます。

これらのポータルサイトを利用して、あなたの理想のリフォーム工事が実現できることを願っております。

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