コチラの記事はこんな方にオススメです!
- お子様が中学生でも野球を継続予定のご家庭
- 小学校で軟式野球クラブに所属し進路を迷われているご家庭
- 野球に興味があって中学から本格的に野球をやらせたいご家庭
スポーツも昭和時代と比べて多様性がすすみました。ですが、だいぶ減ったとはいえ野球は人気のスポーツです。
少年野球から野球を続け中学生になるタイミングで進路選択の場面があります。
そんな方に参考にしていただける記事になっています。
高校生は、ほぼ硬式野球を選択するようになるのだけれど。
いつから硬式を始めたら良いかは悩ましい問題ですよね。
中学生くらいまでの野球は他のスポーツと比べてチー厶の選択肢が多いです。選択肢が多いとは所属する団体が多いということです。サッカーとかバスケットに比べると団体乱立とも言えます。
子供の将来を『プロ野球選手に』とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
『なにがなんでも甲子園出場!』
これが目標になる方もいらっしゃるでしょう。
我が家は3人の球児がいます。野球から多くの物を得て成長しました。
そんな経験をあなたの参考にしていただけたら幸いに思います。
子育ての指針について参考にしていただける記事も書いていますので是非ともご覧ください。
クリックできる目次
1. 中学野球の選択肢
代表的な選択肢はご覧の通りです。
詳しく解説していきましょう
1-1 シニアリーグ
小学生は『リトルリーグ』になります。『シニアリーグ』は中学生向けです。
あわせて『リトルシニアリーグ』と呼ばれることもあります。
運営団体は『日本リトルシニア協会』になります。
歴史は古く、1972年発足で硬式ボールを使用します。
バッティング手袋などは白黒一色のみなど、ルールは基本的に高野連に準じています。
どちらかというと関東で盛んなリーグです。
1-2 ボーイズリーグ
正式名称は『公益財団法人日本少年野球連盟』といいます。『シニアリーグ』と一緒で硬式ボールを使用します。
こちらも歴史は古く1970年に大阪でスタートしています。発祥が大阪ですから、どちらかというと関西で盛んなリーグになります。
シニアリーグと違い、バッティング手袋などのカラー縛りはなく自由のようです。
1-3 軟式野球部(クラブ)
地域によってはまだ主流なのかもしれません。軟式ボールを使います。
以前は、どの中学校にも『野球部』はあったものです。
でも、最近は野球部がない中学校も増えてきています。
やはり少子化の問題、指導教員不足や部活動自体も見直されてきていますから仕方のないことかもしれません。
2. 費用はどのくらいかかるのか?
- シニアリーグやボーイズリーグでは月謝が¥10,000/月〜
- 中学野球部はほぼなし
- 軟式野球クラブは月謝が¥5,000〜6,000/月程度〜
もちろんチー厶によって違いますので参考程度にしてください。
遠征費用は別途必要になります。
硬式クラブチー厶は親御さんのお手伝いが必要なことも多くなります。
用具のお金も違います。例えば硬式グローブは非常に高価です。
硬式グローブにしても軟式グローブにしても最高級品は非常に高価ですが、硬式グローブは安いものでも¥30,000はします。
チー厶事情もありますが、子供たちは一般的に複数のポジションを担当することになります。
ご存じかもしれませんが、ポジション別にグローブはわかれています。
いくつかのグローブを持っているのが普通ですのでちょっとした出費です。
あとは硬式・軟式共通で消耗品の出費があります。
消耗品とは練習着、アンダーシャツ、バッティンググローブ、アップシューズ、スパイクなどです
3. 高校野球部入部が最大のイベント?
中学生にとっては、高校で硬式野球をする(続ける)のがまず目標になります。
世間一般的には硬式チー厶出身の方が有利と言われてはいます。
- 硬式チーム出身者は違和感なく高校野球をスタート出来る
- 軟式野球出身者は硬式ボールになれるまで3ヶ月程度かかる
これが『硬式チーム出身有利』の理由です。
ですが、高校野球部は一年生からスタメンで試合に出る子は珍しいです。
お子様がチームの主力メンバーになる頃にはボールにも慣れて問題なくこなせるようになりますから安心してください。
4. 世論はチョットズレている?
『甲子園出場』
これが高校球児にとって最大の目標です。
全国的に有名な野球強豪校は各都道府県別にあります。そのような高校野球部に入り甲子園を目指すことができるのは選ばれしスーパー中学生です。
そのような『スーパー中学生』は特別な子供たちになります。
世論はどうしてもそのような子供たちに焦点をあてた論調が多くなります。
『甲子園に出場するには』とか『プロ野球選手になるには』などがベースにある話です。
ただ、大多数はそのような進路は叶いません。
『硬式野球は高校生まで』
これが高校球児大多数の実情になります。
『中学生で硬式野球をはじめ、高校は強豪校へ!』だけが野球の進路ではありません。親御さんは広い視野を持つことが必要かもしれません。
言い方を変えれば『決めるのも、諦めるのも最後は自分』という中学生には酷かもしれない覚悟を教えるという難しい課題が親御さんにも課せられることになります。
強豪校でレギュラー争いをするのも良い選択だとは思いますが、身の丈に合った高校に進学し真面目に野球に取り組むのもアリだと思います。
部活動を通して集団生活を学び、目標に向かって努力した経験は人生の糧になります。
強豪校でレギュラー争いに敗れて試合に出られないよりも、どんどん試合に出て経験を積んで活躍したほうが伸びる場合だってあるわけです。
高校での部活動は、中学校までとは本気度が全然違います。一般的な高校野球部でもそうなのですから、強豪校での活動は覚悟を決めて入学しても想像を絶すると思います。はっきり言って強豪校は怪物の集まりです。
入学できるチャンスがあれば子供は舞い上がるかもしれませんが、親としては慎重な判断をしたくなるところです。
どんなスポーツでもそうですが、高校から大学・社会人とそのスポーツを続けることができるのはほんの一握りの方です。ましてプロとかオリンピック選手になれる方は、普通に生活しているとお目にかかることはほぼないです。
運動を引退してからの生活のほうが全然長いですから、人間性とか生きる知恵を身に着けるような進路選択をさせたいと思う方も多いのではないでしょうか。
5. 結局うまいやつは上手い!
高校を卒業しても野球を続けたい場合は、その子にセンスや人一倍の努力が必要です。
もちろん、本人の努力だけでなく人との巡り合わせや運の要素も絡んでくるでしょう。
『上手な子は、硬式・軟式関係なく上手いです!』
これははっきりと言える事実だと思います。
不慣れな部分、できない部分をきちんと自分で理解し、解決に向けて努力を積み重ねることができる子がやっぱり一番伸びると思います。
軟式出身でボールに慣れるまで時間がかかったとしても、遅かれ早かれ慣れて追いつきます。
これは間違いない話です。
6.まとめ
いかがだったでしょうか。
一部の野球強豪校を除いては、硬式・軟式の差は心配するほど関係ありません。安心してください。
わが子が将来なにで稼いでご飯を食べているのかは誰もわかりません。
野球だけに心血注いできたものの、挫折をキッカケに道を踏み外してしまった例はたくさんあります。
『人生一度きり』『自分の人生だから』
私はこの言葉にはいろんな解釈があると思っています。
『人生一度きり』『自分の人生だから』こそ親子で慎重に考えて決定することだって必要じゃありませんか。
野球はイニング間の交代など『考える時間のあるスポーツ』です。
野球を通してきちんと『考えて行動できるようになる』ことこそ大切な学びの一つだと考えます。
野球だけでなく部活動には人生の要素がすべて入っています。
とはいえ、野球は出費がかさむのも事実です。
もしもあなたのお家に駐車スペースや空き地があり、使っていなかったり使わない時間があるのであればお金を稼いでくれるかもしれません。
こちらの記事にまとめてあります。ぜひともご覧になってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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